ミライースの情報

ミライースの加速性能は?市街地と高速道路の実燃費

ミライースを買う人は走りにこだわらない人も多いですが
ストレスがたまらない程度の加速力はあったほうが良いでしょう。

巷では、ミライースの加速は普通のノンターボよりも
かなり劣るという上方もあります。

 

実際にどうなのかをLA300SとLA350Sを運転したことがある
筆者の経験をもとに話を進めていきます。

ミライースは走行中のエンジン音がうるさいって本当?

 

ミライースは走行中のエンジン音がうるさいということが
ネット情報でたまに見かけます。

確かに、アクセルをふかしながら坂道を走ったり
追い越しをするときに加速をするときはエンジンがうなります。

 

ミライースのエンジン音はうるさくない

ミライースのエンジン音は普通に走行するなら
エンジン音は、それほどうるさくはありません。

昔の軽自動車と比較するとエンジン音は
かなり静かになっています。

 

なので、走行中にエンジン音がうるさく感じるのは
何らかの目的で追い抜きをしているときか
急な坂道を上っているときだけです。

 

同じダイハツの軽自動車でもエンジンスペックが異なる!

軽自動車のノンターボでも車種によっては「58馬力」の車があったり
「52馬力」や「49馬力」の性能を持った軽自動車があります。

さらに、車種によってはトルクも違ってくるので
走りもかなり違うケースもあるのです。

 

たとえば、同じダイハツ車で「2002年式・ミラ」と
「2019年式・ミライース」では違うエンジン型式で
エンジンスペックもかなり違います。

 

2002年式・ミラのエンジンスペック

最高出力:58ps(43kW)/7600rpm

最大トルク:6.5kg・m(64N・m)/4000rpm

 

2019年式・ミライースのエンジンスペック

最高出力:49ps(36kW)/6800rpm

最大トルク:5.8kg・m(57N・m)/5200rpm

 

実際に、筆者は2002年式・ミラを1年間乗っていて
ミラからミライースに乗り換えました。

正直に言えば加速が良かったのは、2002年式・ミラのほうです。

 

その理由は、ミライースと2002年式・ミラでは
同じノンターボでもエンジンスペックに違いがあるからです。

さらに、ミライースは燃費を重視した軽自動車なので
燃費をあまり意識していないミラと比較するのは見当違いでしょう。

 

ミライースの加速性能はほかの軽自動車より劣るって本当?

ミライースと同様のエンジンスペックを持った軽自動車と
加速を比較した場合は、残念ながらほとんど変わりません。

たとえば、ライバル車のスズキ・アルトと比較した場合でも
体感的に感じる加速はどちらも同じです。

 

数値的にみると、以下の通りとなります。

 

スズキ・アルト(HA36V)のエンジンスペック

最高出力 49ps(36kW)/6500rpm

最大トルク 5.9kg・m(58N・m)/4000rpm

 

2019年式・ミライースのエンジンスペック

最高出力:49ps(36kW)/6800rpm

最大トルク:5.8kg・m(57N・m)/5200rpm

 

こうしてみると、ミライースのほうが「0.1」ほど
トルクが低い感じがします。

わずか「0.1」のトルクを体感しようというのは
普通の人が試乗しただけでは感じ取れません。

 

ミライースと同じエンジンスペックを持っている軽自動車なら
余り体感速度の違いは感じにくいでしょう。

 

【LA300S】ミライースの加速に関しての感想

 

筆者は昔は、法定速度+20キロで走行して
走りを楽しんでいた時期がありました。

最近では、年齢的にも走りを楽しむということが
少なくなった感じがします。

 

 

昔のように走りを楽しむといっても
峠で普通の法定速度以内でドライブするという感じでしょうか。

そうした、法定速度で走っている場合は
エンジン音もうるさくはありません。

 

加速も市街地走行ならストレスは
ほとんど感じないレベルです。

ミライースに乗る前まではエコカーは
加速が悪く我慢大会の車だと思っていたのです。

 

たしかに、坂道や高速道路の合流などでは
パワー不足を感じることがあります。

 

しかし、実際に運転をしてみるとイメージとは全く逆で
スイスイ加速するので不満はほとんどありません。

つまり、普通に車を走らせる場合は
不満を全く感じさせないエコカーだといえます。

 

【LA300S】ミライースのアイドリングストップは邪魔?

初代ミライースのアイドリングストップは
時速7キロ付近でエンジンが停止します。

踏切や交差点のど真ん中で一時的に停止するときでも
アイドリングストップが作動するので邪魔に感じることが多いです。

 

慣れていないと、サッと発進ができないこともあります。

初代ミライースのアイドリングストップが邪魔すぎて
ストレスがたまる人は「アイドリングストップキャンセラー」を付ける人もいます。

 

アイドリングストップキャンセラーは
楽天市場やAmazonでも販売しています。


ネットで買う場合は、スマアシ3搭載車と非搭載車とでは
製品が違うので適合をよく確認して買うようにしましょう。

 

【LA350S】ミライースのアイドリングストップは感激した!

【LA350S】ミライースを試乗したのです
アクセルを離したときのアイドリングストップの解除が
かなり早いので感激してしまいました。

初代ミライースの場合は「キュルル」という感じで
アイドリングストップが解除されエンジン始動されます。

 

【LA350S】ミライースは、この「キュルル」という
エンジン始動の短さが
とても発進が早く感じます。

これまで、アイドリングストップの作動に関して
いろいろ工夫をして発進を早くするようにしてきました。

 

しかし、【LA350S】ミライースの場合は
アイドリングストップ解除がスムーズなので
信号機が赤から青に変わってすぐに発進ができます。

 

【LA350S】ミライースの不満点

 

「ワンタッチターンシグナル付方向指示器」が
【LA350S】から採用されています。

そのおかげで、ウインカーを点灯させるときに
使いにくいというのが正直なところです。

 

ポイント

ウインカーを点灯させるためにレバーを上下にすると
元の位置に戻るのが「ワンタッチターンシグナル付方向指示器」です。

トヨタとダイハツは外車にあこがれているのか
外車に似せた車つくりをしているように思えます。

 

慣れれば使いやすいのかもしれませんが
筆者は頭が古いので、自分は使いこなすことは不可能だと感じました。

従来通りのウインカーレバーなら
使いやすかったかもしれません。

 

「ワンタッチターンシグナル付方向指示器」は
良い評価が少ないですね。

 

【LA300S】ミライースの発進がもたつく3つの理由

【LA300S】ミライースの発進がもたつく理由は
色々とあります。

次は、ミライースの発進がもたつく理由を
一つ一つ解明していきましょう。

 

理由1:アイドリングストップの解除が遅れている

 

【LA300S】ミライースのアイドリングストップは
解除されてからエンジン始動まで数秒かかっています。

しかし世の中には、数秒も待つことができない人もいるんですよね。

 

発進を早くする方法

目の前の信号ではなく交差点の交差する左右の信号機が
黄色になったらアイドリングストップを解除するようにしましょう。

アイドリングストップの解除はアクセルを
車が前に行かない程度に緩めます。

 

発進する準備が整えば
前方の信号機が青になるのを待ちます。

そういう発進の方法なら
発進時にもたつくことは少ないでしょう。

 

理由2:電子制御スロットルだから

電子制御スロットルは、アクセルを踏むとスロットルの開度を
センサーが感知して情報が電子制御ユニットに送信されます。

そして、アクセルの踏み具合に応じてスロットルバルブの開度を決定し
モーターへ指示を送っています。

 

こうした、電気的なロスがあるため
アクセルを踏んでも反応が鈍いということがあります。

一昔前まで主流だった、ワイヤー式スロットルタイプは
現在、軽自動車の新車では見かけることが非常に少ないです。

 

ミライースも電子制御スロットルを採用しているので
発進がもたついてしまう理由になります。

 

理由3:エンジンの仕様


ミライースHP

ミライースは燃費を重視したエンジンを搭載しているので
加速が悪くなっている可能性があります。

【LA300S】ミライースは何度かマイナーチェンジをして
エンジンなども改良を重ねてきています。

 

ポイント

本当の初代ミライースと比較してマイナーチェンジ後のミライースは
エンジンが若干弱体化しているのです。

ミライースに関しては、筆者は新しければよいとは考えず
古くてもある程度パワフルな初代ミライースのほうが良いと思ってます。

 

ですが、燃費より加速を求めるならノンターボではなく
ターボ仕様の軽自動車を所有したほうが良いでしょう。

 

ミライースの燃費は?

 

ミライースのカタログ燃費は新型「LA350S」で
JC08モード燃費「34.2~35.2km/L」です。

初代ミライースはマイナーチェンジで
燃費が改善されています。

 

ミライースのカタログ燃費

初代ミライース前期型のカタログ燃費が
JC08モード燃費「30.0km/L」です。

初代ミライース後期型のカタログ燃費は
JC08モード燃費「35.2km/L」となっています。

 

2019年式ミライース(LA350S)の実燃費は
ツィッターでも発言している人がいました。

 

 

ミライース(LA350S)の実燃費は平坦路で
「28.6km/L」もたたき出すことができるようです。

もちろん、渋滞や坂道があると燃費は落ちますが
平坦な道だと実燃費はLA350Sミライースもかなり良いですね。

 

ポイント

どういう道路環境で走行したのかは分かりませんが
だいたい「20km/L」以上の実燃費はだせるようです。

渋滞が多い都市部と車や信号機が少ない田舎道では
実燃費に大きな差が生まれます。

 

都市部の人からすれば「ミライースが20km/L以上の燃費ってウソだろ?!」と
そのように思ってしまうのも仕方ないでしょう。

筆者は岡山県の備前市や大阪の西成区など
色々なところにミライースで出かけます。

 

その時に分かったのが田舎と都市部では
同じミライースでも実燃費は大きく違うということでした。

 

大阪の車が多く信号機が多い地域で走行すると
「16km/L」が最高でした。

しかし、岡山県の田舎を燃費を気にせず普通に走行すると
実燃費は「30km/L」ちかくいくこともありました。

 

そう考えると、都市部の人からすれば「30km/L」近くの実燃費を持つ車は
とんでもないくらいノロノロ運転をしていると思ってしまいますよね。

ですが、燃費を気にしなくても
「30km/L」の実燃費はミライースなら叩き出せますよ。

 

初代ミライースで前期型の実燃費は
それほど悪くはないです。

初代ミライース前期型の実燃費も
ツィッターで公開されていたので紹介していきます。

 

初代ミライース前期型も実燃費が20km/L以上になるようですが
筆者のミライースは「15km/L~25km/L」です。

人によっては新型に近い実燃費を出す人もいるようで
ミライースは年式問わず良い燃費を出すことができます。

 

ミライースのボディ軽量化も燃費アップの秘密

 

LA300SのFFモデルは車両重量が「730kg」で
4WDモデルのほうが「790kg」となっています。

カタログの数値だけでは
それほど軽いという印象はないです。

 

ですが、2014年式ミラの車両重量「710kg」と比較すると
FFモデル同士なら「20kg」も軽量化されています。

ボディを軽くすると剛性が下がってしまうので
この車両重量から考えれば剛性は無視していないと考えられます。

 

LA350Sミライースのボディ軽量化はチューニングカー並み?!

 

LA350Sミライースでは更に軽量化が図られ
以下の部分が樹脂となっています。

 

  • バックドア
  • フロントフェンダー
  • 燃料タンク(2WD)

 

そして、LA350Sミライースには「Dモノコック」というものが採用され
サイドアウターパネルに厚板のハイテン材を使用して
ボディ全体で力を受け止めるようにしています。

LA350Sミライースの軽量化にはDモノコック採用の効果は大きくて
ボディ単体でも「35kg」の軽量化がされています。

 

ポイント

そして、足回りも街中での乗り心地や高速走行で
操縦安定性を重視された作りになっています。

ここまで軽量化された車というのは
スポーツカー以外に軽自動車では見られません。

 

ミライースと比較するネット情報といえば
なぜかプリウスやアクアといった乗用車と比較されることが多いです。

その理由は、一般的な軽自動車では「アルト」以外に
コスト面や燃費性能面で対立できる車種がないからでしょう。

 

ホイールも実は軽量化されていた

ミライースのホイールサイズは14インチですが
サイズ的にみると標準的な今どきの軽自動車と同じです。

そして、ホイールはスチールとアルミのタイプがあり
スチールタイプで1本が「5.3kg」です。

 

そしてアルミタイプのホイールの重量が
1本「4.8kg」となっているようです。

ホイールの重量に関しては「ミライースホイール重量」で
検索をして出てきたネット情報を引用しています。

 

ポイント

ホイールが軽い場合は車の発進が早くなりやすいですし
発進するときのエネルギーも少なくてすみます。

スムーズに発信できるのでアクセルもあまり踏み込まなくても良いので
低燃費を実現することができるのです。

 

L275Sミラも燃費の良いグレードがありましたが
基本的にはミライースよりも劣る結果となっています。

14インチより重量が軽い13インチサイズのタイヤを履いていたにもかかわらず
ミライースよりも燃費が劣っていました。

 

アイドリング状態を減らす工夫もある

ミライースには「アイドリングストップ機能」があり
信号待ちや渋滞など自動でエンジン停止する仕組みになっています。

ミライースはアイドリングストップのおかげで
信号待ちや渋滞で停止してもエンジンが停止するので
停止時間に無駄なアイドリングを無くして燃費を良くしています。

 

ブレーキをアシから離したときは
エンジンが自動で始動するのです。

毎日1時間くらいの無駄なアイドリングを削減したとして
年間2万円~4万円の燃料節約が可能といわれています。

 

ポイント

燃料は10分間で約「0.15~0.2L」ほど
削減が可能なのです。

初代ミライースの場合はエンジン停止してほしくない場所で
アイドリングストップが作動してしまいます。

 

そういうデメリットがあるため
人によってはアイドリングストップを嫌う傾向にあるようです。

LA350Sミライースのアイドリングストップは
初代ミライースと比較しても素早いエンジン始動で
余計な場所でエンジン停止しても素早く発進ができるようになっています。

 

さらに、初代ミライースのアイドリングストップと比較して
新型ミライースはエンジン始動音が低くなっています。

 

LA350Sミライースは空力にもこだわりGTカー並みの徹底ぶり!


ミライースHP

LA350Sミライースは、風の抵抗を減らすために
デザイン一つ一つ、工夫を重ねています。

初代ミライースと比較して空気抵抗は
「3%」の低減を達成しています。

 

LA350Sミライースの外観は初代よりも
角ばった感じでスポーティな印象に生まれ変わりました。

バンパーには、エアロスカート風の立体的な造形になったのです。

 

また、バンパー前方からくる風をスムーズに素早く後方に流す
「エアロコーナー」が採用され空力低減に貢献しています。

ほかにも、2WDには空力性能を改善する
「フロアアンダーカバー」も採用されています。

 

 

最近トヨタ車の新車に取り付けられている
「エアロスタビライジングフィン」が
LA350Sミライースにも取り付けられています。

「エアロスタビライジングフィン」は車が高速で走るときに
空気の渦が発生し空気抵抗になります。

 

エアロスタビライジングフィンを取り付ける意味

その空気抵抗を低くするために
取り付けられています。

さらに、LA350Sミライースからはリアルーフスポイラーが
標準装備となっています。

前方からくる空気の流れを整えるために、取り付けられています。

 

ただ単に「カッコ良いから」という理由ではなく
空気力学的に理にかなった形状できちんと取り付けられたスポイラーです。

気流の乱れが少なくなり空気抵抗が軽減されるので
加速しやすく燃費向上が期待できます。

 

エアロパーツはスポーツカーだけのものだという
古い考えは今の時代のエコカーには通じません。

なぜなら、LA350Sミライースをはじめ
トヨタのアクアもリアルーフスポイラーは標準装備だからです。

 

そして、エコカーだからこそエアロパーツが
必要不可欠だということをLA350Sミライースの空力理論から学べそうです。

 

エンジンも低燃費を実現するための工夫が盛りだくさん

ミライースHP

LA350Sミライースはエンジンにも改良を加え
オルタネーターへの回転を伝えるベルトに対し
低フリクション化を実現しています。

その結果、メカニカルロスを低減させることに成功しているのです。

 

燃料噴射装置もデュアルインジェクターを踏襲しつつ
低コスト化されています。

ミライースには「クールドi-EGR」も採用されていて
イオン電流で燃焼状態を把握し再循環ガスを最大化しているのです。

ミライースHP

さらに、水冷式のEGRクーラーで排気ガスを冷却し
燃焼室に戻すことでノッキングを抑制し燃費効率をアップさせています。

「気筒別燃焼制御」もミライースに採用されていて
気筒ごとに点火タイミングをコントロールして燃焼状態を最適化されているのです。

 

まとめ

  • 普通に走る場合はエンジン音はうるさくない
  • アイドリングストップが邪魔ならキャンセラーを取り付けよう
  • 加速はほかの同スペックのノンターボ軽自動車と同じ
  • ミライースは低燃費を実現するための工夫が盛りだくさん
  • ミライースの実燃費に関する口コミは不満がない

 

ミライースのエンジン音がうるさいという人もいますが
実際に普通に運転をするなら静かです。

確かに、速度が遅い車を追い越すときや坂道や
高速道路で加速をするときはエンジン音はうるさいでしょう。

 

しかし、普通に運転をしていれば
特に気になるほどうるさくは感じません。

アイドリングストップは筆者も
慣れない頃は邪魔に感じていました。

 

どうしてもアイドリング機能が邪魔に感じる場合は
アイドリングストップキャンセラーを取り付けると良いでしょう。

 

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