ミライースのタイロッドエンドブーツから
グリスが漏れているという指摘をディーラーで受けたので
交換することにしました。
タイロッドエンドの中にボールジョイントがあり
ゴムで覆うことで異物が入らないように防いでいます。
さらに、ゴムの中にはグリスも入っていて
金属同士がスムーズに動くようにしています。
しかし、タイロッドエンドブーツのゴムは
年数が経過すると劣化してひび割れや亀裂が入ってしまいます。
そうすることで、異物が侵入してしまう可能性があるので
交換は必須なのです。
このページでは、タイロッドエンドブーツとは何かや
交換時期はいつなのかなどについて紹介をしていきます。
そもそもタイロッドエンドブーツってなに?
タイロッドエンドブーツとは簡単に説明すると
ステアリングタイロッドのジョイント部分を覆い保護しているゴムのパーツです。
冒頭でも説明した通り年数が経過すると
タイロッドエンドブーツは劣化してひび割れが発生します。
タイロッドエンドブーツはハンドルを回してカーブを曲がろうとしたときに
ステアリングタイロッドエンドが動きタイヤを曲がりたい方向に曲げる役目があります。
もし、タイロッドエンドブーツが破れてグリスが漏れていることに
長いこと気が付かない場合は、ハンドルの遊びが大きくなりガタが出ます。
ハンドルのガタがひどくなると操作性が悪くなって
ハンドルの振れもひどくなってしまいます。
最悪な状態になると走行が不安定になったり
ジョイント部分が外れてハンドル操作ができなくなります。
ミライースのタイロッドエンドブーツは交換時期はコレで判断する!
タイロッドエンドブーツにひび割れがないとか
グリスがにじみ出ていない場合は交換時期ではありません。
タイロッドエンドブーツの交換時期は
「○○万キロで交換」とか「○年ごとに交換」という基準はありません。
タイロッドエンドブーツの点検は
自分でもできる作業なのでジャッキアップをして
定期的に点検をしておきましょう。
筆者の場合は半年に1度は
ジャッキアップをして下回りのゴム系の部品のチェックをしています。
見ても分からないという場合は
ディーラーに点検を依頼しても良いでしょう。
一番良いのは、車検の時に点検をしてもらうのが無難ですね。
ミライースのタイロッドエンドブーツは自分で交換可能?
タイロッドエンドブーツは基本的に
知識がない人は交換しないほうが良いでしょう。
何も知識がない状態の素人がタイロッドエンドブーツを交換すると
トラブルの原因につながる可能性があります。
タイロッドエンドブーツの交換をしたいという場合は
完全に頭に入るまで、タイロッドエンドブーツの交換方法の動画を見て
勉強しておく必要があります。
少しでも知識が身についていたほうが
交換しても安心はできますよ。
タイロッドエンドブーツの交換で必要になる工具
タイロッドエンドブーツを外す場合は
「タイロッドエンドプーラー」が必要です。
知識がありブレーキパッドやタイミングベルトを交換した経験がある素人?や
熟練した整備士なら、ナックルをハンマーでたたけば外せるでしょう。
ですが、少し動画を見ただけで経験がない正真正銘素人の場合は
ハンマーを使うと余計な部分をたたく可能性があるので二次被害も考えられます。
なので、「タイロッドエンドプーラー」を
使ったほうが良いのです。
タイロッドエンドブーツの交換をする場合は
タイロッドエンドが跳ね上がる可能性もあるので
プーラーにひもをつけておきましょう。
タイロッドエンドプーラーに
どうして紐をつけるのか?
それは、交換時に跳ね上がるタイロッドにたいし
プーラーも同じように吹き飛ぶ可能性があります。
なので、片方の手でプーラーでタイロッドエンドブーツをナックルから切り離し
もう片方の手でひもを持ってプーラーを引っ張るように固定します。
もちろん、プーラーに近づいて作業をしては危ないので
作業ができる間隔をあけて作業します。
作業は自己責任で
おこなってくださいね。
ミライースのタイロッドエンドブーツの交換費用はいくら?
筆者も月極駐車場じゃなければ、自分でチャレンジしたいところですが
タイロッドエンドブーツを交換しているときに、隣の車に傷をつけてしまう可能性があるので
ディーラーに作業を丸投げしました。
タイロッドエンドブーツの交換に自信がないとか
交換するスペースがないという場合はディーラーに依頼したほうが良いでしょう。
ダイハツディーラーでタイロッドエンドブーツを交換すると
作業工賃込みで「6,000円」でした。
タイロッドエンドブーツの交換は
同じミライースでも店舗が違うだけで費用も違ってきます。
同じダイハツディーラーでも値段が違うこともあるので
問い合わせてみるのも良いでしょう。
タイロッドエンドブーツが破れていると車検は通らない!?
タイロッドエンドブーツからグリスが出ている場合は
車検に通りません。
なので、車検の時に必ずチェックされ
交換するかどうかを担当の人が効いてくることもあります。
筆者の場合は車検の時はグリスは出ていなかったので
車検に通ってしまいました。
車検から1年経過してからタイロッドエンドブーツから
グリスが出ているという指摘を受けたのです。
もし、交換をしない状態で
次の車検を受けようとしても交換をするように言われるでしょう。
なので、車検に通りそうにない部品が劣化して
交換しないといけないなら今のうちに交換しておいたほうが良いのです。
消耗品が劣化して交換しないといけないなら
車検は関係なく交換したほうが車も長持ちしますし
変なトラブルも避けられるのです。
おまけに、車検の時も余計に出費が多くならないので
消耗品は地道に交換しておいたほうが良いでしょう。
まとめ
- タイロッドエンドブーツは定期的に点検をしたほうが良い
- タイロッドエンドブーツは破れる前に交換しよう
- 交換費用は思ったほど値段は高くない
- タイロッドエンドブーツは整備資格がなくても交換ができる
タイロッドエンドブーツは定期的に
自分で点検をしたほうが良いでしょう。
点検だけなので素人でも十分できますし
ハンドルを思いっきり切った状態でもみえるので
ジャッキアップしなくても問題はないでしょう。
一番確実なのは、ちゃんとジャッキアップして
確認をしたほうが良いのですけどね。
ディーラーに丸投げをするにしても
交換費用は思ったほど高くないので交換しないといけない場合は
早目に交換したほうが良いでしょう。