メンテナンス

ミライースの点火プラグ交換時期を守り実燃費を「15km/lから20km/l」にした方法

ミライースの点火プラグ交換をしようと思った時に
一番気になるのが点火プラグがどこになるのかという事ではないでしょうか?

点火プラグを交換する前に、本当に点火プラグ交換時期なのかを
最初に確かめていくべきです。

 

初めて、点火プラグ交換をしようと思う人に対し
点火プラグの交換方法や交換時期などを紹介していきます。

ミライースの各消耗部品については
10万キロ超えミライースのメンテナンスとその費用は?」で
お伝えをしているので読んでみてくださいね。

 

ミライースに標準装備されているプラグは長寿命?

結論を言えば、ミライースの点火プラグは
長寿命ではありません。

初代ミライースでもH24年式が標準で取り付けられているのは
同じくNGKイリジウムプラグで「ILKR6F11」です。

 

どちらもNGKオリジナルプラグなので
交換時期に関しては不明となっています。

ただ、ミライースの標準で取り付けられている点火プラグは
長寿命タイプと信じたいのですが残念ながら違います。

 

ミライースの点火プラグの交換時期はいつなのか
次に紹介をしていきましょう。

 

ミライースの点火プラグ交換時期はいつ?

ポイント

ミライースの点火プラグの交換時期は
走行距離「7千キロ~1万キロ」を目安で交換すると良いでしょう。

ミライースの点火プラグはイリジウムプラグが
最初から取り付けられていますが長寿命ではありません。

 

なので、一般プラグと同じ
走行距離「7千キロ~1万キロ」で交換になります。

デンソーのイリジウムプラグで「"S" "Z" "F" "D" "V" 」で始まる型式の
イリジウムプラグは軽自動車の場合は走行距離「5万キロ」で交換となります。

 

そもそも点火プラグって何?

点火プラグとは?

点火プラグは「スパークプラグ」とも呼ばれていて
燃料と空気が混合された「混合気」を点火させる装置です。

点火プラグがしっかりと働いていないと
アイドリングが不安定になり「ブルブル」という振動が起きます。

 

実際のアイドリング不調の症状には
点火プラグだけではなくほかの原因も考えられます。

ここでは、点火プラグの症状だけを説明しています。

 

点火プラグには、種類がありますので
一つ一つ紹介していきましょう。

 

レジスタープラグ

 

レジスタープラグとは、点火火花の発生時に
電気的な雑音を低下させるためにプラグに
セラミック抵抗が内蔵しているプラグです。

抵抗器のない点火プラグの場合はスパーク時に
大きな電子ノイズが発生して、各電子機器に悪影響を与えます。

 

なので、車の電子技術が向上していくとともに
レジスタープラグが主に使用されるようになりました。

 

グリーンプラグ

 

グリーンプラグって何?

グリーンプラグは、中心電極に80度の角度で溝が切られていて
突起部分からスパークが発生した時に電極外側から確実に
着火できるように工夫された点火プラグです。

混合気を燃焼させるときに
ミスファイアを防いで点火プラグの「かぶり」も防ぎます。

 

ミスファイアが発生すると
点火プラグは着火しないというトラブルが起きます。

そうなると、アイドリングが不安定になりますし
エンジンが持つ本来の性能も発揮できなくなります。
ミスファイアが発生しているときは
「パスパス」という乾いた音が混ざることがあるので
そういう場合は調子が悪い証拠なのでディーラーで見てもらったほうが良いでしょう。

 

イリジウムプラグ

 

イリジウムプラグは、プラグの放電箇所に高硬度の
イリジウム合金を使用した点火プラグを言います。

イリジウムプラグは電極先端部分の面積が小さいので
冷却作用が小さくなり火炎が大きく成長させることができます。

 

さらに、ミスファイアが発生しにくく
本来持つエンジン性能をフルに発揮しやすくなります。

 

イリジウムプラグは種類があり長寿命とは限らない!

イリジウムプラグは、長寿命だというイメージが強いかもしれません。

しかし、イリジウムプラグの中には
寿命が短い種類も存在しています。

 

ミライースにもイリジウムプラグが標準装備されていますが
これは短い寿命のタイプです。

イリジウムプラグは長寿命タイプばかりではなく
一般プラグと同じ1万キロ(軽自動車の場合)のものもあります。

 

ポイント

イリジウムプラグが取り付けられていても
軽自動車の場合は走行距離「1万キロ」を目安に点火プラグの交換をします。

デンソーのイリジウムプラグを参考にすると
長寿命タイプは「"S" "Z" "F" "D" "V" ではじまる型式」となっています。

 

ちなみに、長寿命タイプのイリジウムプラグは
軽自動車の場合は走行距離「5万キロ」で交換となっています。

 

レース用プラグ

 

比較的、熱価が高い点火プラグで
熱に耐えるように開発されています。

レースなどのような過酷な走りに耐えることができ
エンジンの燃焼温度によって選べるようになっています。

 

チューニングされたエンジンは熱価に関しても
かなりシビアなので、熱価にあったプラグ探しも
個人でする場合はかなり苦労させられます。

基本的に、メカ好きでレースに
参加する人向けのプラグと言っても良いでしょう。

 

レース用プラグを取り付けたからと言って
エンジン性能が上がるわけではありません。

 

多極プラグ

 

多極プラグとは、外側電極を多極化しているプラグです。

多極化させる目的としては電極の消耗を分散させて
耐久性を確保することです。

 

さらに、多極プラグは放電特性を
改善する効果があるとされています。

つまり、エンジン性能をできる限り確保したうえで
点火プラグの耐久性を高めたものです。

 

ポイント

多極プラグは普通の点火プラグと違い
点火性能が劣っているといわれています。

なので、着火性能の面から見れば
単極プラグのほうが着火性能は高いといえます。

 

点火プラグはどれを選んでも良いわけじゃない理由

点火プラグにはネジのサイズがあるので
どれを選んでも良いわけではありません。

ほかにも、点火プラグの長さや
熱価などもメーカー指定されています。

 

プラグの長さに貸しては
幅に違うプラグを取り付けるとエンジンが破損します。

 

点火プラグの品番の見方

 

点火プラグには英数字が書かれていますが
だいたいは、これを覚えて点火プラグを発注します。

ミライースが標準で取り付けられているのは
NGKプラグで、「SILKR6D10G」です。

 

ミライースが標準で取り付けている点火プラグは
NGKのオリジナルプラグなので市販はされていません。

市販品を買う場合は適合する品番の
点火プラグを買うしかないでしょう。

 

適合する品番を覚えていなくても
最近ではメーカーのサイトで車種を選択すれば
適合するプラグを見つけることができます。

ちなみに、点火プラグの品番の見方ですが
以下の通りとなります。

 

LKR6AIX-Pを例にした品番の見方

L→ロングリーチプラグ

K→φ12:ネジ径19.0

R→レジスター

6→熱価

A→追記号

IX→イリジウムプラグ

P→イリジウムMAXプラグ

 

点火プラグの値段は?

 

ミライースの点火プラグの値段は、「2,700円~6,500円」です。

大手カー用品店では点火プラグのラインナップが少ないし
ほとんどが注文という形をとっています。

 

ポイント

大手カー用品店の店舗によりますが
たいていは、プラグの値段と送料が必要になります。

オートバックスの場合は工賃が「500円~」となっていますが
車種によっては値段が変わってきます。

 

点火プラグの交換をする自信がないという場合は
プロに任せたほうが良いでしょう。

 

標準で取り付けられているプラグ以外を付けても良い?

 

ポイント

標準で取り付けられているプラグ以外というよりも
最初はNGKのオリジナル点火プラグが取り付けられているので
交換をする場合は間違いなくひょじゅん以外の点火プラグになります。

同じメーカーのNGKを使用しても良いですが
こだわりがないなら別のプラグメーカーでも良いでしょう。

 

筆者はデンソーの長寿命タイプでイリジウムプラグ「VXUH20I」を
現在取り付けています。

デンソーのイリジウムプラグの長距離タイプは
「"S" "Z" "F" "D" "V" ではじまる型式」です。

 

長距離タイプのイリジウムプラグの交換時期は
ミライースのような軽自動車の場合は「5万キロ」で交換です。

つまり、適合するなら標準で取り付けられている点火プラグ以外でも
取り付けても全く問題ないという事です。

 

点火プラグを交換時期を過ぎても交換しないとどうなる?

ポイント

点火プラグを故意う感じ気をすぎても
全く交換しない場合はエンジンの性能が低下していきます。

しかし、点火プラグの交換時期を少し超えた程度では
全く症状がわからないレベルです。

 

しかし、10年間全く交換しないでいると
さすがに症状として表れ始めます。

最初に気が付くのは、新車のころよりも燃費が悪くなったという事と
加速が悪く感じるという事でしょう。

 

エンジンパワーが落ちているという事は
正常な状態よりもアクセルを踏むことになります。

その結果として、燃費は落ちていくという事になるのです。

 

ただ、燃費を気にして走行している人や
満タン法を使い燃費チェックをしている人は早めに気が付けるかもしれません。

 

エンジン出力が落ちてきても点火プラグを交換しないとどうなる?

点火プラグの消耗が進んでいくとプラグに電力を供給している部品に
負担がかかってきます。

ミライースも「ダイレクトイグニッション」という方式が使われているエンジンで
プラグコードというものは存在しません。

 

ポイント

点火プラグの消耗が激しくなると
イグニッションコイルに負担がかかってきます。

イグニッションコイルは点火プラグに高圧電流を送るパーツですが
点火プラグの着火が弱いと火花が飛びにくい状態が続いてしまいます。

 

そうなると、イグニッションコイルにも負荷がかかるようになるので
コイル自体も故障してしまいます。

 

いきなりアイドリング不調になったらどうする?

 

仮に筆者のミライースがアイドリング不調になったら
点火プラグの交換とイグニッションコイルの交換をして
症状が軽くなるかを試します。

確かに、素人の考えで修理をすれば
無駄な出費となりますが筆者はそうは考えないのです。

 

なぜなら、修理をしたという経験をお金で買い
アイドリング不調の原因が二つも削除できたと思えば
安い授業料だと考えるからです。

アイドリング不調で点火プラグとイグニッションコイルではないとなれば
センサー系統の故障に絞れるという考え方もできます。

 

ポイント

アイドリング不調の場合は「燃料系統」「点火系統」に
問題がある場合が多いので、そういう部分を集中に試していきます。

筆者が所有してきた車の中で
もっとも故障が多かったホンダ車は
良くアイドリング不調を起こしていました。

 

それ以外にも原因があるかもしれませんが
一つ一つ交換していけば必ず原因の部品にぶつかります。

自分で修理できたという喜びも含めて
修理ができたら達成感を感じます。

 

ただ、すべての作業は
かなり慎重に行うことが鉄則だと思います。

 

基本的に、筆者が所有してきたホンダ車の場合は
点火系統を交換すると直ったという事が多かったです。

最近の車は電子制御で修理しにくいと思われがちですが
数十万程度の本格的な診断機で調べれば
何処が故障しているかが一目瞭然です。

 

筆者のように古い車のエンジンしか触ったことがない
超ド素人でも「スキャンツール」を遣えば
今どきの車は簡単に故障部分を知り修理ができますよ。

筆者が今まで自分で修理してきた車で
何らかの故障が出た車はほとんどありません。

 

メカ好きなら自分で修理をしても良いですが
自信がないならディーラーで見てもらうほうが良いですね。

 

実燃費を「15km/lから20km/l」にした方法

ミライースは実燃費もかなり良い車で
筆者の場合は片道10キロでも20km/lの実燃費をマークしています。

20km/lという実燃費だから、かなりノロノロした運転だろうと
そう思う人もいるかもしれません。

 

しかし、ミライースに限っては普通に運転をしていても
十分に筆者と同じ実燃費を出すことが可能なのです。

それでは、筆者が実際に「15km/lから20km/l」にした方法を
紹介していくことにします。

 

丁寧な運転をする

筆者は前を走る車が発進したときに
アクセルは普通に2000回転くらいまで踏み込んでいます。

加速感としては、交通の流れを乱さない程度の走りです。

 

ただ、前を走る車が勢いよく発進しても
こちらは、ゆっくりと発進していきます。

いわゆる、丁寧な運転を心がけるという感じで
「急」がつく運転はしないようにしましょう。

 

ただ、高速道路の合流地点では
筆者は思いっきり加速しますけど(苦笑)

高速道路での実燃費は
26km/lになったことがあります。

 

筆者のミライースにはH24年式としては
良いほうだと思いますね。

もちろん、これ以上の実燃費をたたき出す
初代ミライースはマジで実在しますから恐ろしいものですよ。

 

アイドリング時間を徹底的に減らす

 

ミライースの場合はアイドリングストップが標準装備なので
キャンセラーをつけていない限りは、アイドリング時間は短いはずです。

ただ、スーパーの駐車場とか大手カー用品店での駐車場でも
エンジンは停止しておくほうが良いでしょうね。

 

確かに、アイドリングストップ中はエアコンが効かないので
夏は暑いですが、筆者はできる限り我慢をしています。

 

車間距離を空けて走行する

 

最近目立つのが、車間距離を詰めて走行する車です。

急ブレーキをかけると
絶対にぶつかるだろうというくらい接近してくる車がいますね。

 

基本的に、ミライースだけに限らず
車間距離はあけて、エンジンブレーキを主に使い
車の速度を調節するようにしましょう。

ミライースのような最近の車はエンジンブレーキを使うことで
燃料の供給が停止するようになっているのです。

 

減速時や長い下り坂の場合は、フットブレーキを多用するのではなく
エンジンブレーキを多用することで燃料を節約することが可能です

筆者の場合は上り坂はアクセルを一定に踏んでいますが
下り坂はアクセルは踏んでいません。

 

車間距離は誰に文句言われようと多めにあけて
下り坂では惰性だけで走行をしていることが多いです。

短い下り坂でも、できるなら惰性だけで
走行をすることがありますよ。

 

短い距離を走らないようにする

筆者の通勤距離は片道10キロなので
短い距離を走行することになります。

しかし、土日は遠出をするので
燃費は悪くはありません。

 

短距離ばかり走行する車は燃費が悪くなってしまい
エンジンが十分に暖まっていないのに走行するので
燃料効率が落ちてしまいます。

短時間のエンジン始動を繰り返す行為も
燃料を多く消費してしまいます。

 

ミライースの場合はエンジン始動の時に
少ない燃料で始動できるようになっています。

それでも、何度も繰り返すと燃料は
多く消費されてしまいます。

 

同じ年式のミライースなのに実燃費が悪い理由

 

同じ年式のミライースなのに
驚くほど実燃費が悪い情報を見ることがあります。

 

そういう場合は

  • 短距離を走行している
  • 渋滞が多い道を走ることが多い
  • 信号機が多い
  • 峠を走ることが多い

 

筆者が考えられる以上のことをしている場合は
同年式のミライースでも燃費は悪くなるでしょう。

ただ、実燃費が良いからと言って
ノロノロ運転をしているわけではありません。

 

普通に走行をしても
実燃費は「20km/l」を超えるのです。

 

実際にイリジウムプラグに交換した感想

筆者はミライースにデンソーのイリジウムプラグを
取り付けていますが、走りに関しては体感できる変化は感じられていません。

点火プラグを交換すると加速が良くなったという声もあるようですが
筆者の場合は、劇的な変化は感じられませんでした。

 

ポイント

点火プラグを交換した程度で
エンジン性能は上がりません。

メーカーがイリジウムプラグを標準装備にしている理由は
燃費が良くなるという事と着火性能が高いからだと思われます。

 

それ以外にも理由はあるかもしれませんが
プラグを交換したくらいではあまり変化はないでしょう。

点火プラグの交換をさぼってイグニッションコイルを
壊してしまうというのは本来のエコな考えではないですよね。

 

メンテナンスをけちることがエコではなく
壊さないようにメンテナンスをして交換すべき部品は
しっかりと交換したほうが節約にもつながると思われます。

 

ミライースはプラグ熱価を変えないほうが良い?

 

ミライースの熱価は特別な走りをしたり
チューニングをしていない限りは変える必要はないでしょう。

ただ、エンジンの調子が悪いという場合や
点火プラグが焼けすぎという場合は熱価を変える必要があります。

 

基本的に、メーカー指定の熱価の点火プラグを使用するほうが
エンジンの調子も良い状態が保たれます。

点火プラグの熱価を変えたところでエンジン性能は
全く変わらないので何もないのに熱価を変えなくても良いでしょう。

 

プラグ交換に必要な工具はこれ!

 

ミライースの点火プラグの交換に必要な工具は
他の車種の点火プラグ交換と同じような道具が必要です。

ミライースの点火プラグに必要な工具は
以下の通りとなります。

 

  • ラチェットハンドル(9.5sq)
  • エクステンションバー
  • プラグレンチ(16mm)
  • 10㎜ボックスレンチ
  • マイナスドライバー

 

別にこれじゃないとダメという決まりはないですが
ラチェットハンドルでなくても「スピンナーハンドル」を使っても問題はありません。

点火プラグを外すプラグレンチは
車種によってはサイズが異なります。

 

 

筆者が経験したプラグのサイズは、「15mm」「14mm」などです。

ミライースに搭載されるエンジン「KF-VE」の
点火プラグは「16mm」です。

 

ボックスレンチの中にはゴムが入っていて
点火プラグが外れない構造になっています。

 

10㎜ボックスレンチは、ミライースの
イグニッションコイルを固定しているボルトを外すために必要です。

イグニッションコイルを固定しているボルトは
「10㎜」なので、コンビネーションレンチや
メガネなどを使用して外しましょう。

 

マイナスドライバーは、イグニッションコイルに取り付けられている
コネクターを外すために必要となります。

指だけで外せる人は
マイナスドライバーは不要でしょう。

 

点火プラグを外すときは「エクステンションバー」を
ラチェットレンチかスピンナーハンドルに取り付けると作業がしやすいです。

エクステンションバーとは、以下の画像のようなものを言います。

 

 

点火プラグの交換は自分でもできる?

ミライースの点火プラグは
自分でも交換は可能です。

こうしたメンテナンスをすると
「違法だ」と騒ぐ人も稀にいるのですが
元々自分の車は自分で管理する法律があるので違法ではありません。

 


※レゾネートチャンバーとも言います

 

点火プラグの交換は順序を守れば
難しくはないのでチャレンジしても良いでしょう。

ミライース「KF-VE型」のエンジンはエアクリーナーの前に
「レゾネートチャンバー」があります。

 

そのレゾネートチャンバーを固定しているクリップを引き抜き
取り外す必要があります。

「KF-VE型」の場合はレゾネートチャンバーの下に
イグニッションコイルが隠れているので
次はイグニッションコイルを外します。

 

 

イグニッションコイルには「10mm」のボルトで固定されているので
10mmのメガネレンチかボックスレンチで外します。

イグニッションコイルのコネクターも
外しておきましょう。

 

 

イグニッションコイルの配線が短い気筒もあるので
必ず外したほうが作業しやすいですよ。

コネクターは指でつまんで外すことができますが
マイナスドライバーで外すほうが楽かもしれません。

 

ポイント

10mmのボルトとを外すと
イグニッションコイルが外れます。

スピンナーハンドルでもラチェットレンチでも良いですが
どちらにしてもエクステンションバーを取り付けて点火プラグを外します。

 

ミライースにはNGKとデンソーどっちが最適?

 

結論から言えば、デンソーもNGKもあまり差はないです。

筆者はこれまで「チャンピオンプラグ」「NGK」「デンソー」と
3種類の点火プラグを取り付けて運転してきました。

 

その結果ですが、体感できるほどの差は
全く見られませんでした。

確かに、点火プラグを買おうと思ったら「NGK」か「デンソー」の
どちらにしようか迷ってしまいますよね。

 

ネット上でも、「NGK」と「デンソー」のどちらが優秀なのか
議論していることがあります。

一般的な使用をする限りでは、その差は全く出ませんし
体感もできるくらいの差もありません。

 

ポイント

値段が安さや好きなブランドを選んだほうが
失敗は少ないといえます。

ちなみに、ミライースはNGKのオリジナルの点火プラグが
標準で取り付けられています。

 

デンソーとNGKのイリジウムプラグの違いは
中心電極にあります。

デンソーのイリジウムプラグにある中心電極が「0.4mm」に対して
NGKの中心電極は「0.6mm」となっているようです。

 

数値上ではデンソーのイリジウムプラグのほうが
優秀に見えるのですが実際に走ってみると体感できるレベルではありません。

プラグブランドのサイトのデータを見ると
イリジウムプラグと一般プラグの差を大げさなグラフで見せつけてきます。

 

詐欺ではないかもしれませんが、実際に0-100km/h加速では
一般プラグとイリジウムプラグを取り付けた車の差は「0.08秒」しかありません。

実際に一般プラグを付けた車とイリジウムプラグを取り付けた同型車種を
競争させるとジワジワとイリジウムプラグを取り付けた車が追いついてくるという感じです。

 

同年・同型式の車を全開走行でサクッと抜けるほどの差はないですが耐久性と燃費を考えるなら
イリジウムプラグのほうが有利なのは間違いありません。

筆者はデンソーのイリジウムプラグを取り付けていますが
楽天市場で安い金額で販売されていたのが理由です。

 

デンソーはトヨタの開発部門で赤字が多かった会社だった?!

デンソーはトヨタの開発部門であり
現在もトヨタグループに属しています。

デンソーは1942年にトヨタの赤字部門としていましたが
「電装部」が分離独立して「日本電装株式会社」として創業しました。

 

1996年(平成8年)に現在の「デンソー」に
社名が変更されたのです。

 

点火プラグは掃除したほうが長持ちするなんて嘘っぱちだ!

 

結論を言えば、イリジウムプラグは掃除は不要です。

なぜなら、正しく燃焼されていれば
点火プラグというのは自己洗浄するからです。

 

ポイント

さらに、間違った方法で掃除をして
性能を落としてしまうというリスクも考えられます。

なので、何もしないほうが安全ですし
少し汚れている場合は新品に交換するか
もう少し使い続けるかのどちらかですね。

 

筆者も点火プラグを掃除していた時期もあったのですが
今では笑い話ですが、ワイヤーブラシを使って掃除してました(笑)

同じ掃除をするならナイロン系のブラシが良いですが
やっぱり、何もしないほうが良いですね。

 

気になるなら、新品に交換が一番だといえます。

 

点火プラグのギャップを調整するのはやめたほうが良い?!

 

一部のメカ好きは、「プラグは掃除しないほうが良い」と言っても
我慢をすることができないのではないでしょうか。

メカ好きの中には「プラグギャップを調整すれば長持ちする」という神話を信じて
週に1度点火プラグを外して汚れをチェックし、ギャップも点検するという人もいるでしょう。

 

実際に、筆者も週に一度は点火プラグを外し汚れや
ギャップのチェックをしていた一人です。

点火プラグのガイシ部分がキツネ色になることに
喜びを感じながら「今日もエンジンは元気だなぁ」と
ニコニコしながらメンテナンスをしていたものです。

 

ポイント

サンデーメカニックやメカ好きの人にはいないと思いますが
プラグのギャップは適当にしてはいけません。

筆者がプラグギャップを調整していたころは
プラグギャップゲージというものを使ってました。

 

やるなら、間違った方法でも、必要な道具は揃えておきたいものです。

 

エンジントラブルの大半は点火プラグを見ればわかる!

結論から言えば、アイドリング不調の原因は
ほとんどが点火系が中心だと思っても間違いは少ないです。

そうとわかっていても、今どきの若い整備士は
エンジントラブルが起きた車を見るのに診断機しか使わないようです。

 

ポイント

過去に、「オートメカニック」という雑誌に
古いベテラン整備士は一番にプラグからチェックしていくと記事に書いてました。

筆者もそれを見習いエンジントラブルが起きた時は
点火プラグを最初に確認するようにしています。

 

ミライースに乗ってからはエンジントラブルは全く起きていないのですが
もし、エンジントラブルがあれば、一番に点火プラグをチェックするでしょう。

ただ、本当のド素人の場合は「そうとも限らない」と言いますが
これは経験が少ないか経験がないためにそう言っているだけです。

 

筆者は、アイドリング不調の車を修理して、直した経験が3回ありますが
どれも点火系につながる部品が故障していたことが多いです。

筆者が経験したアイドリング不調の中には「ISCV」という部品が
正常に作動していないという事もありました。

 

点火系を一通りチェックしていき次のステップに移ると
そうした部品にたどり着くこともあります。

筆者も素人なのですが、アイドリング中に不都合が起きそうな部品は
だいたい把握しているのでチェックしていけば、その部品にたどり着けます。

 

それでもわからない場合は、行きつけのダイハツディーラーに
全てを任せるようにしていますね。

 

まとめ

  • ミライースの点火プラグ交換時期は7千キロ~1万キロが目安
  • イリジウムプラグが長寿命とは限らない
  • ミライースの点火プラグの値段は「2,700円~6,500円」
  • 点火プラグの交換時期を極端に超えても交換しないとエンジントラブルに発展する
  • 点火プラグにブランドは関係なく取り付けはできる
  • 点火プラグは自分でも交換は可能

 

ミライースの点火プラグは最初からイリジウムプラグが
取り付けられていますが長寿命ではありません。

交換時期は一般的なプラグと同様に
走行距離「7千キロ~1万キロ」を目安に交換します。

 

ポイント

点火プラグの値段はイリジウムプラグだからと言って
極端に高いわけではありません。

筆者が楽天市場で確認したところ値段は
「2,700円~6,500円」で販売されていました。

 

点火プラグは、基本的に自分で交換ができます。

昔は自分で点火プラグを交換できる人が多かったのですが
今では、かなり少なくなったようです。

 

プラグを交換するときは、プラグを外した時にできる穴から
ゴミが侵入しないように対策もしていたほうが無難です。

ミライースの点火プラグも交換することも重要ですが
エアクリーナーの点検もしたほうが良いでしょう。

 

ミライースの各消耗っ部品の交換時期を
以下のページで詳しく紹介をしているので読んでみてくださいね。

↓↓   ↓↓

10万キロ超えミライースのメンテナンスとその費用は?

 

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