メンテナンス

ミライースのクーラント交換交換時期は?色違いを混ぜても良い?

ミライースだけではないですが
クーラントの交換時期はだいたい「2年」ほどです。

初回は、3年となっています。

 

クーラントの交換を怠ると、すぐ故障に発展しませんが
徐々に冷却経路にダメージを与えていきます。

本記事ではクーラントはどういう役目があるのかや
クーラントは別の色と混ぜて良いのかについて話を進めていきます。

 

ミライースのメンテナンスに関連する総合的な記事は
10万キロ超えミライースのメンテナンスとその費用は?」でもお伝えしています。

 

そもそもクーラントとはどういう役目がある?

クーラントとは?

車のクーラントとは「冷却水」とも呼ばれている
不当液を混ぜた水のことです。

冷却水の役目は、エンジンの熱を冷やし
オーバーヒートを防ぐ役目を持っています。

 

かなり昔の話になりますが、当初は本当の水でしたし
水道水を入れていた時代もありました。

それから、クーラントというものが開発され
現在に至っています。

 

クーラントに含まれているのは
以下の通りです。

 

  • 不凍液
  • 防腐剤
  • 防錆剤

 

以上のものがクーラントに含まれているので
冷却水が凍らないようになっているのです。

さらに、クーラントはラジエータの
さび止めとしての役割もあります。

 

ミライースのクーラントの色は?

クーラントの色は?

ミライースのクーラントの色は、「赤色」です。

私の知る限りでダイハツ車と
トヨタ車のクーラントは赤色です。

 

スズキ車と日産車は、「緑」で
ホンダ車は現在は「青色」という情報があります。

クーラントにも種類あり「緑色」「赤色」は
ロングクーラントと呼ばれています。

 

「緑色」「赤色」のようなロングクーラントの交換時期は
新車から初めての交換で3年で、2回目以降から2年となっています。

青色のクーラントは、スーパーロングクーラントと呼ばれていて
新車から入っている場合は10年以上交換しなくて良いものもあります。

 

ミライースの取扱説明書には「アミックスロングライフクーラント」が
指定されているのでダイハツディーラーで交換すれば間違いないでしょう。

自分で交換する場合は「赤色」のクーラントを選んでおけば
間違いないです。

 

クーラントは色違いを混ぜても良い?

クーラントは色違いを混ぜたとしても
エンジンは故障しません。

理由は、同じ役目を果たしているので
混ぜても基本的には問題はないのです。

 

しかし、クーラントの色違いを混ぜると
性能が落ちる可能性があります。

たとえば、青色のクーラントに赤色のクーラントを入れると
性能は落ちてしまいます。

 

ポイント

「緑色」「赤色」のクーラントも混ぜて
使用しないほうが良いです。

なぜなら、「緑色」「赤色」の色が付いていると
クーラントが漏れた場合にどこから漏れたのかがわかりやすくなるからです。

 

そして、駅の汚れも判断できるので
色違いのクーラントは混ぜないほうが良いという事になります。

筆者がクーラントの交換をするときに
ラジエータの付いているドレンコックを外し
完全に古いクーラントが抜けきるまで水ですすぎます。

 

完全に抜けきったら、もったいないですが
色が変わるまで入れたい色のクーラントを流し込みます。

しかしこれは、筆者の自己満足な部分が含まれているので
これが絶対に正解のやり方ではありません(汗)

 

クーラントの濃度は定められている通りに使用すべき

市販されているクーラントは
時すでに最適な濃度になって販売されています。

でもひょっとしたら、中に濃度は自分で調整して
入れるタイプもあるかもしれません。

 

そういう製品の場合は
水で少し薄める必要があります。

クーラントの濃度は、およそ「30%~50%」の
濃度で使用するように作られています。

 

濃度が薄すぎると、さび止めの効果が
かなり薄くなるのでオーバーヒートの原因につながります。

逆に、濃すぎると凍結温度が高まるので
クーラントの調整はなかなかむつかしいのです。

 

市販されているクーラントは
濃度を調整する必要がないので全く気にする必要はないですけどね。

 

クーラントが減ったら水を補充しても良い?

結論を言えば、緊急時以外はやめたほうが良いです。

なぜなら、クーラントが薄まると
本来の性能が発揮できなくなるからです。

 

先ほど説明した通りクーラントは、定められた濃度があります。

最低でも「30%」は濃度があったほうが良いので
それよりも下回るとクーラントは本来の性能が発揮できなくなります。

 

なので、クーラントが少なくなって警告灯がついたばあいは
同じ色のクーラントを補充すべきです。

また、冷やすという目的なら水道水でも
同じ効果が得られると思われがちですが間違いです。

 

クーラントと水とでは沸点の違いがあるため
筆者の経験上では、水道水はあまり入れないほうが良いです。

ラジエータの交換だけなら数万円単位という
高額な修理代がかかることになります。

 

リビルト部品を使って自分で修理するなら
数千円で修理ができてしまいますが
素人でも修理が大好きな人じゃないと難しい作業ですね。

 

最近は水温計ではなくランプで確認!

昔はアナログ的な水温計が
車のインジケーターには備わっていました。

しかし、最近は水温計ではなく
「赤色」と「青色」のランプに変更されています。

 

かなり雑な表示の警告灯になりましたが
エンジンが冷えているときは「青色」のランプは点灯したままです。

しかし、エンジンが温まると
「青色」の水温ランプが消灯します。

 

ミライースの場合は、薄い「緑色」でした。

筆者は初めて水温ランプを見た時に「オーバーヒートか?」と
そう思ってディーラーにもっていこうとしたことがあります(笑)

 

ディーラーに行くまでに
ランプが消灯するので疑問に感じていた時期もありましたよ。

まあ、初めて見た水温ランプなら
仕方ないですけどね。

 

クーラントが漏れているとどうなる?

 

クーラントが漏れている事に気が付かないと
エンジンがオーバーヒートを起こします。

冷却系に異常がある場合は
サーモスタットなどや水温センサーなども
原因と考えられます。

 

しかし、素人でもできる以上を知るための方法があるので
少し紹介をしておきましょう。

 

水温ランプの赤色が点灯する

最近の車は2種類のランプで
エンジンの状態を運転手に知らせます。

水温ランプの色が赤色に点灯する場合は
クーラントの異常を示しているランプです。

 

水温ランプ赤色」が点灯したら安全な場所に停止して
クーラントの残量を確認しましょう。

一時的な対処法としては
水を補給するという事です。

 

走行後に車外に出ると甘いにおいがする

筆者も経験がありますが新車から5年以上経過した車を運転した後
外に出ると甘いにおいがしたことがあります。

甘いにおいがするという事は
どこかからクーラントが漏れている可能性があります。

 

とりあえず、甘いにおいが車からするならディーラーで事情を説明して
見てもらう必要があります。

自分で治したいという人は
冷却経路のホース類やラジエータを交換して
一つ一つ原因と思われる部分を交換していくと良いかもしれません。

 

意外に、冷却系統のガスケットやパッキン系から
漏れていることもありますよ。

車の修理も趣味だという人は
チャレンジしてみると良いでしょう。

 

車の運転をしている以上は「素人だから」では済まされず
インジケーターに表示する警告灯の意味もしっかりと把握しておくことが重要です。

 

クーラントは自分でも交換は可能?

 

クーラントは、自分で交換ができます。

筆者も自分でクーラントを全量交換したことがありますが
難しい作業は何一つありませんでした。

 

  1. ラジエータキャップを取り外しドレンコックを外しクーラントを抜く
  2. 内部のすすぎをする
  3. 可能ならリザーバタンクを洗浄する
  4. キャップとドレンコックをもとに戻す
  5. クーラントを入れる
  6. エア抜きをする

 

ミライースはプラスドライバーで
ドレンコックを緩める感じですね。

筆者の知るドレンコックはプライヤーで
緩めることができる形状でしたが今は違うようです。

 

筆者の場合はクーラント全量交換をした場合は
ドレンコック&Oリングともに新品に交換します。

 

知っている人は「いまさら」とか「誰でも知っているだろ」と
そのように言うかもしれません。

いえいえ、知らない人は全く知りませんし
これから始めてクーラントを交換しようという人なら
なおさら、知っておいたほうが良い情報です。

 

ドレンコックをラジエータに取り付けたら
クーラントを入れます。

入ったらエア抜きプラグを緩めて
注入口からゆっくりとクーラントを入れます。

 

エア抜きプラグから
クーラントが溢れたら締めます

エア抜きには、もう一つの方法があります。

 

注入口の泡立ちを見ながら
エア抜きをするという方法もあります。

いずれにしても、エア抜きをしているときは
クーラントが減ってくるので補充しながら様子を見ます。

 

注入口だけでエア抜きをする場合は
泡立ちが無くなったら交換完了です。

 

クーラントを交換するのはどこが最適?

クーラントはオイル吸収箱に入れれば
燃えるごみとして出すことができます。

しかし、クーラントの破棄の方法を具体的に分からない場合は
業者に依頼したほうが無難です。

 

クーラントの交換を業者に依頼する場合は
何処でしたほうが良いか悩んでしまいますよね。

 

ダイハツディーラー

ミライースなどのダイハツ車はダイハツディーラーで
交換するほうが一番安心だと感じます。

ダイハツディーラーで行う場合は
2,000円~4,000円です。

 

ダイハツディーラーによっては値段が異なるので
問い合わせてみると良いでしょう。

 

大手カー用品店

大手カー用品店の場合は、「工賃2,200円(税込)+クーラント代」が必要です。

ラジエータキャップも
無料で点検してくれます。

 

オートバックスでクーラント交換をしてもらうと
必ず放送で呼ばれて「ラジエーターキャップも交換が必要」と
セールスされる場合が多いです。

そういうセールスがウザいと感じる場合は
ディーラーでしてもらうか自分で作業するかのどちらかでしょう。

 

まとめ

  • クーラントの交換時期は初回が「3年」次回からは「2年」
  • 色違いは混ぜないほうが良い
  • 色が青やピンクは7年~10年程度で交換
  • クーラントが漏れている場合は走行後に甘いにおいがする
  • クーラントは自分でも交換はできる
  • 交換作業にはエア抜きは必要

 

ミライースのクーラントを交換する場合は
初めての交換が「3年」で2回目以降からは「2年」です。

クーラントの色によって、交換時期が違います。

 

青色のクーラントに交換したい場合は
全量抜いてから作業をするほうが良いでしょう。

青色やピンク色のクーラントは
7年~10年程度で交換です。

 

もし、クーラントが漏れている場合は
走行後に外に出ると甘いにおいがします。

 

基本的に、クーラントは定期的にチェックをして
異常に減るのが早い場合は漏れていないかもチェックしましょう。

自分で交換作業をする場合は
エア抜きが必要です。

 

ミライースのメンテナンスに関連する総合的な記事は
10万キロ超えミライースのメンテナンスとその費用は?」でもお伝えしています。

 

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